介護保険
「要支援1」とは?入居可能な施設や介護サービスを解説
こんにちは!岡山県有料老人ホーム相談センターです。
介護保険の申請時に必要になるのが、「要介護・要支援認定」。
どの程度の介護度の状態なのか、専門家に判断してもらう必要があります。
今回は、その中で「要支援1」に着目してご紹介したいと思います。
「要支援」とはどういう意味?
「要介護」「要支援」という単語は、介護保険制度で制定されている要介護度を表す言葉です。
要介護度は、専門機関によって介護が必要な状態を7段階で評価した介護の基準であり、介護サービスを受ける際には必ず介護認定を受けなければなりません。
下から一番目、二番目が「要支援」と言われています。
要支援1は、最も軽度で、自立に近い状態です。
「要支援1」とはどういう状態?
要介護度の中でも一番軽度の状態、といっても、どのような健康状態でどの程度のサポートが必要なのでしょうか。
要支援1とは、食事・トイレなど日常生活はほぼ自力でおこなうことができるが、移動や部屋の掃除等の家事で一部誰かの介助や見守りが必要である状態です。
「要支援1」と「要支援2」の違い
要支援のなかでも、要支援1と要支援2に分けられますので、それぞれの状態を比較してみましょう。
要支援1 | 要支援2 | |
歩行 | ほぼ自力でできるが、時に支えが必要な時がある | 歩行時に杖等支えが必要 |
立ち上がり | ほぼ自力でできるが、時に支えが必要な時がある | つかまりや支えが必要 |
部屋の掃除などの家事 | 一部見守りや手助けが必要 | 常時見守りや手助けが必要 |
「要支援1」の方が利用できる介護サービス
介護予防サービスは、「要介護」まで症状が進行しないよう、生活機能の改善を目的としたサービスです。
介護予防サービスは、要支援認定で「要支援1」「要支援2」の認定を受けた方のみが利用できます。
要支援の認定を受けた方は、以下のような、「介護予防サービス」が利用できます。
通所型の介護予防サービス
・介護予防通所介護(デイサービス)
・介護予防通所リハビリテーション
訪問型の介護予防サービス
・介護予防訪問入浴介護
・介護予防訪問リハビリ
・介護予防訪問看護
短期宿泊型の介護予防サービス
・介護予防短期入所生活介護
・介護予防短期入所療養介護
住宅改修
・手すり取り付け 等
「要支援1」の方の支給限度額
上記の介護サービスで、介護保険が適用されるものは、本来の料金の1割から3割で利用することができます。
ただ、介護保険は支給限度額があり、支給限度額を超えると10割負担となります。
要支援1の方の支給限度額は、一般的に一か月50,320円が目安です。
「要支援1」の方が入居できる施設
要支援1は自立している部分も多いですが、施設で生活することももちろん可能です。
また要支援1は介護認定の中で最も軽度な症状ですが、在宅介護の負担が一切ないわけではなく、家族等の介護者の負担が大きいときは、要支援1でも入居できる施設に頼ることが重要です。
要支援1の方が入居できる施設を紹介します。
有料老人ホーム
有料老人ホームは、民間の事業者が運営する施設です。有料老人ホームはいくつか種類があります。
介護付き有料老人ホーム
介護付き有料老人ホームは、行政によって「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設のことを指します。介護の必要な方が中心に受け入れている施設となり、介護サービスを利用料金内で受けることが可能です。
住宅型有料老人ホーム
住宅型有料老人ホームは、自立、または要介護度が低い高齢者の方を対象にした施設です。主に民間事業者によって運営され、サービスは食事の提供や掃除、見守りなどの生活支援が行われています。介護サービスが必要な場合、訪問介護や訪問看護、デイサービスといった外部サービスを利用するようになります。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
サービス付き高齢者向け住宅とは、60歳以上を対象とした賃貸住宅を指します。安否確認、生活相談サービスが必ず付いていますが、それ以外のサービスは各施設によって大幅に異なります。
ケアハウス(軽費老人ホームC型)
ケアハウスとは、炊事洗濯等の生活においての支援サービスが受けられる施設です。所得において利用料金が減額される制度もあり、比較的低所得の方も入居できます。一般型と介護型で分かれており、要支援の方は一般型に入居することとなります。
施設選びは早めにプロに相談しておくと吉
要支援と診断されても、即座に施設に入居する必要は無いですが、今後を見据えると施設選びは早めに情報収集から始めた方があとあと困りません。
ネットで情報収集する方も多いかと思いますが、岡山県内に特化した【岡山県有料老人ホーム相談センター】は無料で相談窓口を開設しております。
県内の施設と連携して、持病や費用に合った老人ホームをご紹介しておりますので、一度是非お気軽にご相談ください。
即座に入居を必要としていなくても、ご相談のみのご訪問も承っております。