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老人ホームの種類

有料老人ホームとは?種類や他の介護施設との違いを解説

老人ホームを検討されている方や、ご両親、親族の方の介護中で、入居先の老人ホームを探されている方の中には、

「有料老人ホームってそもそもなに?」

「無料老人ホームとかあるの??」

と思われている方も多いのではないでしょうか。

今回は、岡山県内で老人ホームを紹介している「岡山県有料老人ホーム相談センター」を運営している、老人ホームのスペシャリストが、「有料老人ホームとは何か」をお答えします!

老人向けの施設を探されている方の参考にしていただければと思います。

有料老人ホームとは?

有料老人ホームの定義

有料老人ホームとは、その名のとおり、利用が「有料」の「老人ホーム」です。

運営は主に民間企業が行っており、設置には各都道府県に届け出を提出しなければなりません。管轄省庁は厚生労働省です。

正確な概念は、老人福祉法第29条第1項の規定で定められています。老人を入居させ、以下の①~④のサービスのうち、いずれかのサービス(複数も可)を提供している施設を指します。

  1. 食事の提供
  2. 介護(入浴・排泄・食事)の提供
  3. 洗濯・掃除等の家事の供与
  4. 健康管理

つまり、高齢者の方が適切な介護や食事・排泄・入浴や家事等、基本的な生活のサポートを受けながら、安心して過ごすことのできる施設ということですね。

有料老人ホームは、健康状態や生活レベルなど、入居される方それぞれに必要なサポートが受けられるよう種類が分かれています。

まずは3種類の有料老人ホームをご紹介します。

有料老人ホームの種類

有料老人ホームは、大きく3つに分かれています。

「介護付き有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」「健康型有料老人ホーム」です。

入居対象サービス内容
介護付き主に介護が必要な高齢者・生活支援
・身体介護
・リハビリ、レク
・食事サービス
住宅型自立~軽度の介護が必要な60歳以上の高齢者・生活支援
・食事サービス
健康型自立状態の高齢者・家事サポート
・食事サービス

有料老人ホームは、それぞれ要介護度で入居条件が異なるので、入居される方の現状を踏まえていずれかを選ぶ形になります。

では、各施設の概要とより詳しい入居条件についてご紹介します。

介護付き有料老人ホームとは

介護付き有料老人ホームは、行政によって「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設のことを指します。

介護の必要な方が中心に受け入れている施設となり、介護サービスを利用料金内で受けることが可能です。

介護付き有料老人ホームに入居できる人はどういう人?

施設によってさまざまですが、自立から要介護の方を対象です。

住宅型有料老人ホームとは

住宅型有料老人ホームとは、比較的軽度の要介護の方から、ほぼ自立をして生活できる方が対象の有料老人ホームです。

元気に生活ができる方が多いことから、施設内でレクリエーションが多く行われたり、娯楽や趣味を楽しむことができる設備が充実している傾向にあります。

住宅型有料老人ホームに入居できる人はどういう人?

施設によってさまざまですが、60歳もしくは65歳以上、自立から要介護の方を対象としているところが多いです。

健康型(自立型)有料老人ホームとは

健康型とは、介護の必要ない健康な高齢者が入居できる老人ホームです。

介護サービスは無く、老後の余暇を楽しめる設備が充実した施設で、他の施設と比べて、入居・月額費用は高めになります。

健康型有料老人ホームに入居できる人はどういう人?

入居条件は、介護が必要ない、自立した60歳以上の高齢者であることです。
介護は必要なく、自分自身で生活できる方が対象となるので、「他の入居者と楽しく暮らしたい」「一人暮らしが不安・さみしい」「家事ができない・面倒」といった方が入居を希望されるようです。

ただ、入居後介護が必要になった場合は、介護サービスが無いので退去しなければなりません。

有料老人ホームとその他の高齢者施設との違い

有料老人ホームは、大きく3つに分かれていることを説明しました。

ここからはよく聞く「特別老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅」「ケアハウス」「特別養護老人ホーム」と比べて何が異なるのか、表にして比較してみましょう。

費用と設備の比較

類型初期費用月額料金目安居室設備
特別養護老人ホーム(特養)0円8~15万円※収入に応じた減額制度あり多床室~個室※居室内に風呂、キッチンなし
介護老人保健施設(老健)0円8~15万円※個室、多床室によって異なる多床室~個室※居室内に風呂、キッチンなし
軽費老人ホーム(ケアハウス)0円~100万円8~20万円21.6㎡の個室※居室内にトイレ、洗面、ミニキッチンあり
グループホーム0円~30万円10~13万円7.4㎡以上(4.5畳)※居室内に風呂、キッチン、トイレなし
介護付有料老人ホーム0円~100万円14~17万円18㎡(約11畳)の個室※居室内にトイレ、洗面ありキッチン、風呂は殆どなし
住宅型有料老人ホーム0円~100万円10~17万円18㎡(約11畳)の個室※居室内にトイレ、洗面ありキッチン、風呂は殆どなし
サービス付高齢者向け住宅(サ高住)敷金のみ※家賃の3か月程10~17万円25㎡(約15畳)以上の個室 ※居室内にトイレ、洗面ありキッチン、風呂は殆どなし

入居条件と概要の比較

類型自立 支援 介護概要
特別養護老人ホーム (特養)××3以上各施設の待機者は数百名。数年の待機が必要になる場合が多い。 実際は介護4以上で身寄りのない方などが優先されている。
介護老人保健施設 (老健)××リハビリを中心に行う施設。 3か月程度で在宅復帰を目的とします。※延長する場合もあり。
軽費老人ホーム (ケアハウス)自立生活に多少の不安があり、家族の援助も困難な方が対象。 介護が重度のなった場合は退去の必要があります。
グループホーム×2以上認知症の高齢者専用施設。およそ9名を1グループとした集団生活を行います。介護の対応は施設によって異なるが、重介護者の対応は難しい。
介護付有料老人ホーム介護サービスがついた老人ホーム。 医療依存度が高くならない限り、終身介護まで積極的にお手伝いをします。 看護師配置が義務化されており一定時間以上は配置されている。
住宅型有料老人ホーム利用権方式での契約。介護は外部サービスを利用する場合が多い。 身体介護、食事の提供生活支援、健康管理のうち何れか1つ以上を提供。 看護師配置が義務化ではないので医療面の確認は必須。
サービス付高齢者向け住宅 (サ高住)60歳以上を対象とした賃貸住宅。安否確認、生活相談サービスが必ず付いている。それ以外のサービスは各施設によって大幅に異なりる。 特に介護面は明確な基準がなく、事業所により様々。

運営元が異なる

まず大前提として、有料老人ホームは「民間」が運営する施設となります。民間とは一般法人が運営する施設のことです。
「公的」施設とは、行政機関が管轄をする施設を指します。入居費用や月額料金が民間施設と比べて安価な施設で、要介護度が重度の方や低所得の方を優先的に受け入れる傾向にあります。

そのため、入居希望者も多く、入居が難しい場合も多くあります。

これに対して、民間が運営している有料老人ホームは、費用が比較的かかる傾向にありますが施設数は多く、「介護付き」「住宅型」「健康型」と分かれており、必要な条件を満たす介護施設を選ぶことができまう。

有料老人ホームは所有権がない

シニア向け分譲マンションは、契約時に所有権を得る形で契約します。通常のマンション購入と同じです。

しかし、有料老人ホームに関しては所有権ではなく、終身の利用権となります。したがって料金を払っても、資産として残るわけではありません。

入居条件と提供サービスが異なる

各施設によって提供サービスが異なり、サービス内容によって受入可能な入居条件が変わります。

例えば、自分自身で生活することが難しく、介護が必要な高齢者の方は、予め施設内に介護サービスのついた老人ホームでないと入居することは難しくなります。

一方、ある程度の生活は自立して送れるが、1週間に一回程度の頻度で介護サービスを受けている方、また完全に自立して1人で生活ができる方は、介護サービスが充実しているよりも、カラオケルームやジム等のアクティビティが併設されている施設に入居される方が多いでしょう。

無料老人ホームってあるの?

「有料老人ホーム」っていうぐらいだから、「無料老人ホーム」もあるんじゃないの?と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

上記の表のとおり、民間ではなく、公的な施設は国や地方団体が費用をある程度負担してくれますが、利用者も一割程度は支払わなければなりません。

したがって「月の利用料が完全に無料」といった老人ホームはありません。

文章や図表で調べてもよくわからない!もっとカンタンに適切な施設が知りたい!という方へ

今回は有料老人ホームについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?

老人向け施設は対象の方の状況によって細かく分類されるため、テキストや表を見てみてもいまいちよく分からない・・・結局自分や入居対象者はどの施設が適切なのか分からない・・・という方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、岡山県内に特化した【有料老人ホーム相談センター】は窓口を開設しております。県内の施設と連携して、持病や費用に合った老人ホームをご紹介しておりますので、一度是非お気軽にご相談ください。

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