老人ホームの種類
要介護3でも特養に入れない理由は?定員以外の理由も解説
特別養護老人ホーム(以下:特養)は、要介護3以上の方が入居可能な公的な老人ホームです。民間運営の有料老人ホームに比べると値段も安価であるため人気で、入居待ち状態の施設が多いです。
しかし、「要介護3になったから特養に入居できる!」と意気込んだものの、入居を断られることも。
今回はなぜ要介護3でも特養に入居できない場合があるのか、理由をご紹介します。
要介護3でも特養に入居できないケース
1. 定員が満員の場合
特養の入居が難しい最も一般的な理由として、施設の定員がすでに満員であることが挙げられます。
特養は多くの人が入居を希望しているため、空きが出るのを待たなければならない施設が多数あり、中には300人待ちの特養もあります。
特養の入居待ち状況は地域や施設によって異なり、場合によっては数年待ちになることも少なくありません。
2. 要介護度の高い方が優先される場合
特養では、基本的に要介護度の高い方が優先的に入居できる仕組みとなっています。
例えば、要介護5のように日常生活のほとんどを支援する必要がある方の入居の必要性が迫られている場合、要介護3の方よりも入居が優先されることが一般的です。
特養は、より重度の介護が必要な方に対する対応力が高い施設であるため、このような優先順位が設けられています。
3. 特養で対応できない医療行為が必要な場合
特養は、介護が中心の施設であり、医療行為に関する対応は限られています。そのため、特定の医療処置や治療が必要な場合には、特養での対応が難しく、入居を断られることがあります。
特養の人員配置は、医師は定期的な検診などで時折訪問する程度であり、毎日施設に常勤しているわけではありません。
また看護師は24時間の配置義務はないため、夜間に医療行為のできるスタッフがいないという状況もありえます。
例えば、頻繁な点滴や吸引などの高度な医療行為が必要な場合には、特養では対応が困難となるため、他の医療施設や介護医療型の施設が推奨される場合があります。
4. 他の入居者に迷惑がかかる行動が見られる場合
認知症の進行によって暴力行為や過剰な興奮が見られる場合、他の入居者への影響を考慮し、入居が断られるケースもあります。
特養は集団生活の場であるため、他の入居者とのトラブルを避けるためにも、入居者全体の安全が優先されます。
そのため、断られた場合は他の受け入れ可能な施設を探す必要があります。
特養への入居が難しい場合はご相談ください
要介護3以上の方が特養に入居できる基準を満たしていても、上記のような理由から入居が難しいケースがあります。
入居を希望する場合には、早めに情報収集を行い、自分の状況に合った施設の選択肢を検討することが大切です。特養が難しい場合は、有料老人ホームやグループホームなどの施設の選択肢もあります。
私たち岡山県有料老人ホームでは、完全無料で施設のご提案から施設見学送迎、入居までサポートさせていただきます!
認知症により他者への暴力や暴言がみられ、一度断られた場合も、他の施設だとすんなり受け入れて対応してくれたというケースもありますので、私たちと一緒に入居可能な施設を探していきましょう。
費用は一切かかりませんので、LINEやお電話にて一度お気軽にご相談ください。